diary

県庁おもてなし課 (有川浩 角川文庫)

without comments

日本で買ったんだっけかな。チビをお風呂に入れるついでに1ページ2ページ風呂で読みつつ、ようやく読み終わりました。

高知県の観光促進のために設けられた「おもてなし課」が、がんじがらめのお役所体質と戦いながら高知をよくしていこうという話。高知県には実際に「おもてなし課」が存在するそうで、それがそのまま題材になっているそうです。地方の観光の現状や、地方でもうまくやっているところはどうやってうまくやっているか、などの話が興味深いし、読んでてこっちが身をよじりたくなるようないつもの有川流の甘酸っぱい要素も健在だし、有川さんは高知出身だそうでその土地の人や風景の描写もいきいきとしていてるし、とても楽しく読めました。

あとがきには、全国の観光課がこぞってこの本をテキストにしたい、という問い合わせがあったそうです。読んでみるとそれも納得です。巻末には実際に有川さんと高知県おもてなし課の対談もあります。あ、あと、文庫は表紙が個人的にすごく好みです。

映画化されてるそうで、舞台となった高知の風景を実際に映像で見ることができるみたいなので、ちょっと気になるところ。機会があったら見てみたいところです。

Written by Kei

January 19th, 2014 at 5:55 am

Posted in Book

Leave a Reply