diary

52ヘルツのクジラたち (中公文庫) 町田 そのこ

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いつぞやの年に本屋大賞を取ってて、そのうち読んでみたいなーと思ったら、先日帰国したときに、若葉台のコーチャンフォーに行ったときにたまたま文庫になっているのを発見して買いました。正確に言うと、一緒に行った母親が買ってくれました。ちなみに、このデカい本屋は初めて行ったんだけど、ものっそいテンション上がりますね。あんなのが近所にあるなんて、実に羨ましい。

自分の人生を家族に搾取されてきた貴瑚という女性と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年が出会う話。重いというか悲惨な話が多くてなんか気分が重くなる部分もあるんですが、いい感じでまとまってるオチなんじゃないかな。ひとがつらいときに、それに気づいて、行動してくれる友人が出てくるのですが、いやほんと素晴らしいな、と。実際にここまでできる人がいるのかなとも思うけども、少なくともそういう気持ちは自分も持てるようにしたいなー、なんて思いました。本屋大賞は納得の作品でした。あと、やっぱり紙の本はいいですね。

Written by Kei

July 15th, 2023 at 1:24 pm

Posted in Book

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