diary

Anchovies 4-2 Silver Bullets (1st game, D5 1th season)

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今週からいよいよ、日曜日にやっているリーグの一つ上のリーグ、水曜日のD5リーグに、Dolphins の先鋭たちを集めたチーム「Anchovies」での参戦が始まりました。もちろんワタシは初参戦。レベルが高いと聞いていたので、試合前はかなり緊張してました。

試合が始まってみると、相手チームは、日曜日のリーグでは考えられないような荒々しさで攻めてきます。ボディチェックは当たり前、クロスチェック、フッキング、突き飛ばし、なんかも平気でしてきます。テクニックやスピードも、リーグが1つしか違うとは思えないほどレベルが高く、特に、フェンス際のルーズなパックの処理が手際よく、ほとんど相手に取られてました。また、ワタシが普段出す程度のパスがことごとくカットされてしまい、何度か繰り返しているうちに、前にパスを出す自信がなくなってしまい、よりにもよって味方ゴーリーにパスするという失態までしてしまいました。スピードに翻弄されて、後半は足腰がカクカクになってしまいました。

試合は、 Daisuke が2発決めるも、相手チームの勢いにも押されて 2-2 に。後半途中でとった Timeout で、あの手この手で自陣ゴール前に居座ろうとする相手オフェンス陣を抑えきれないふがいない味方ディフェンス陣に対して、守護神 Yoji クンが「やる気あるの?」と切れてしまいます。そのときちょうどフィールドにいたワタシは、『まったく、その通り…申し訳ない』と、とうとう声すらかけることすらできず、ただ、床を見て塞ぎこむばかり。

『右も左もわからず、ただ慌てまくるばかりだった、初めての RollinIceの試合。疲れて、汗だくで、塞ぎこんで、そういえばこんな感じだったなぁ』、なんてことを、そのとき実は思い出してました。そして、『でも、あの時の自分とは違う。今の自分は、こんなとき、何をするべきか、ということを知っている』と、自分でも不思議なくらいすっきりと、自分の中で答えがでました。すごくふっきれた、不思議な瞬間がありました。自分の手にあるスティックを握りなおし、気合を入れなおして、Timeout からのプレイ再開を迎えることができました。

これが、結局、いい結果を最終的に呼び込めたのかもしれません。この後、パスミスでフェンス際にこぼれた相手のパックに迷い無く飛び込めたワタシは、相手の攻撃をそこでストップさせることに成功します。そして、そのこぼれたパックを拾った Aki を見て、その時点で一番高い位置にいることを確認したワタシは、迷い無く相手ゴールに向かって走りました。そのワタシに絶妙なパスが届き、ちょっとレシーブをはじいてしまったけれども、とにかくゴールに向かってシュート! これがゴーリーとポストの間の際どい間をとおり抜け、シュートを打ち終わってゴール裏を回るワタシの目には、パックがゴールの中をコロコロと転がっているのがスローモーションで映りました。ゴールが入ったとき、Yoji クンに集中力が戻ってきている様子が、遠くから見て取れました。ホント、よかった。

試合はこの後、Yoji クンを相手オフェンスが後ろから突き倒すという無茶苦茶なプレイに Yoji クンが殴りかかり、ゴーリー退場というとんでもない事態になっていまいますが、試合はこの後、ショートハンドで Yoshioka が相手の Empty Net に放り込み、4-2 で勝利! 結局、ワタシのゴールが決勝点になったわけです。いや、よかった。ホントによかった。あの得点が無かったら、ワタシは正直 Yoji クンと顔をあわせることすらできなかったと思います。

ディフェンスは、体を張ってゴールを、ゴーリーを守る、当たり前のことだけど、それはとても難しいことなんだということを、この試合で改めて思い知らされました。今までのレベルでは必要なかった、ゴール前での激しい押し合い、体の入れ方、パックや相手へのすばやい対応、などなど、足りない部分がホントたくさん見つかりました。もっともっと、がんばらねば。

Written by Kei

June 10th, 2005 at 12:16 am

Posted in Hockey - Wed D5

8 Responses to 'Anchovies 4-2 Silver Bullets (1st game, D5 1th season)'

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  1. いい.猛烈に感動しマスタ.あの44分間にみなさんそれぞれのドラマがあったかと思うと.決勝点おめでとう!

    Yana

    10 Jun 05 at 12:29 am

  2. 試合お疲れ様でした。
    あの言葉はもちろんケイさんに向かって言った言葉では無いので、あしからず。
    僕はこのチームが技術力で劣るものでは無いと思ってます。そら多少は劣ってる面もありますが、それよりなにより精神力。これが格段に相手に劣っています。とにかく相手が自分より強かろうが上手かろうが、何が何でも喰らい付いていく。これがウチのチームに足りないものなのかなぁ、と思います。ケイさんナイスゴールでした。これで幸先の良いスタート切れましたね。これから気合入れて”闘って”いきましょう!

    YOJI

    10 Jun 05 at 1:05 am

  3. ほら、あれじゃん?Seed弾けたんじゃないの?
    とか、軽く茶化したら怒られるのかなぁ(汗)

    しげお

    10 Jun 05 at 6:07 am

  4. 同点になり、相手のスピードに押され続けているように見え(というか、Anchoviesが遅く見えました。疲れが出てきていたのでしょうね)、このままだと相手にもう一、二点入れられて試合終わっちゃうかなあ…と不安になっていたときのケイさんのゴール。ガッツポーズしたとき、本当に嬉しそうでしたねー。終始、結構あきらめのムードだなぁとは思っていたのですが、あのときだけは観客側も含めてどかんと盛り上がった気がします。
    かっこよかったです! :-)

    Misa

    10 Jun 05 at 9:44 am

  5. 上のほうのリーグの経験者に「荒々しくなるよ。」といくら言われていても、実際に体験してみるまでは、なんとも想像のつかないものです。相手がどの程度までやってくるか、こっちもどの程度までつっかかっていってもいいのか、試合をやるまでは、自分の中にその線がうまく引けてませんでした。そういう意味では、とても得るものの多い試合だったと思います。

    そうか、あれが Seed が弾けたっていうのか。あれ毎試合やんないといけないのかなぁ… 🙂

    kei

    10 Jun 05 at 10:47 am

  6. なんだかアツイね~!チームスポーツの良さって、こういうところにあるよね。ワタシは一人で淡々と闘っているので、ちょっと羨ましかったりするなぁ。(一応チームに入ってはいるんだけどさ。)一緒に闘うのと、チームメイトとして応援ってのはまたちょっと違うし・・・。試合中に会話できる相手がいるのって楽しそう。・・・あぁ、こうやって書いていると、なんかテニスって暗い。

    Suzzy

    10 Jun 05 at 12:07 pm

  7. よーじ君が切れてしまったとき、キャプテンの
    直樹さんが”じゃぁ見せてやるよ!”と言い放った
    瞬間かなり引き締まりましたね。絶対になんとか
    してやる!って。結果的に、あの後すぐ
    Keiがいい上がりをしてくれて、パスがうまく
    とおりゴールを決めてくれたときは、鳥肌もの
    でしたヨ!あの経験だけでも精神力アップ
    ものだと思う。一試合づつがんばりましょう。

    Aki

    10 Jun 05 at 1:44 pm

  8. ゲーム中のスマート(戦術やずるがしこさ)って大事だよね。
    ま、靭帯何本切れようと、やっぱり気合っすよ、気合。 って切れてないか。

    shun

    14 Jun 05 at 6:00 pm

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