diary

新しいデスクトップPCを買ったので、古いほうは何か違うの入れてみよう、と思ってたところ、Gentoo Linux というのが面白い、と聞いて、早速入れてみることにしました。

この Gentoo、一番の売りはなんでも「そのマシンにあった最適な環境を提供する」とのこと。Tutorial に沿ってインストールを進めていくと、マシンのアーキテクチャに沿って最適な Linux Kernel のコンパイルオプションを選択することができ、そのマシンで最高のパフォーマンスを発揮する、あなただけの Linux システムを組上げることができる、というのがうたい文句です。要は Kernel コンパイルからやってね、ということ。

ホントに最初の最初から色々と自分でやらなくてはならないのですが、ドキュメントがとても丁寧に書かれているので、割とスムーズにインストールできました。ドキュメントは日本語の翻訳もあります。昔、Slackware を PC にインストールしたのを思い出しました。過去に一度も Linux をいれた経験がないヒトには、ちょっとばかり敷居が高いかもしれません。

余計なモジュールが何一つ動いていない、もちろん、なんだか分からないモジュールなんかひとつもない、完全に最適化された Kernel っていうのは、エンジニア的にはとても気持ちのイイものです。ソフトウェア管理に使われている Portage という独自のシステムも、かなりよくできていると思います。ん～、あと5年若かったら、多分しゃぶりつくすくらいいろいろとやるんだろうけどな～。ワタシはとりあえず動くモノが手軽にできればよかったので、ちょっと手間だった、というのが正直な感想です。これを読んで、なんかちょっとビビッとキたアナタには、是非とも試してほしい一品です。