2008 Europe Day5 : Porto
ポルトで泊まったホテルは割と格安そしておんぼろだったのですが、朝食込み、というのがポイント高かった。とはいえ、朝起きて意気込んでいってみたら、まぁ、この辺のモーテルと似たような朝食だったわけですが 🙂
この日もとてもいい天気! この日はまず、町の真ん中を流れるあのドウロ川(Rio Douro)を見に行こう! てなわけで、地図を片手に川のほうへ。途中、随分と立派なカテドラル(Se)にぶちあたる。
川がとりあえず見たかったので、ここは適当にスルー。しばらく歩くと、目の前に橋が。
路面電車が走ってる。人も渡れるっぽい。行ってみよ行ってみよ。テクテクテクテク… うわ… うわー! すげー!!
(クリックすると大きな写真見れます)
川の両岸を一望、すばらしい眺め。この橋はぜひともオススメ! 右側がいまやってきたポルト市街、左側は、ポートワイン工場などが立ち並ぶヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア(Vila Nova de Gaia)と呼ばれる地域です。
この橋の上でぼんやり思ったんですが、たしか、魔女の宅急便って、この川の右側の景色にけっこう近かったような気がするんですよねぇ。ところせましと並ぶ赤い屋根、坂、そして川… ひょっとして、リスボンじゃなくて、ここポルトがモデルだったのかなぁ? はてさて。
橋の反対側にポートワインを飲みにいこう! ということになり、反対側へ渡りました。この時点で初めて橋の全貌が明らかになったわけですが、改めて、この橋、すごいっす。ドン・ルイス1世橋(Ponte Dom Luís I)というらしい。
ふもとへおりて、まず、おなかが減ったのでビール飲んでお昼を食べ、その後、川下りの遊覧船が気になったので乗船。ものすごい日差しなのに、みなさん、満員の狭苦しいデッキで存分にお日様を浴びながら楽しんでおりました。ワタシたちはもちろん、がらがらの船内からふんぞり返って観光ですw
1時間ほどでクルーズは終わり、船を降りたところで、なぜか宮崎駿のアニメが好きな客引きに必死に勧誘されて近くのポートワインのワイナリーへ。
ポートワインの酒蔵や製造過程などを案内してもらった後、最後に試飲 🙂
ウマー!! しかし、ご存知の通りポートワインはアルコール度数が高いので、普通のワインの勢いで5種類ほど試飲したらもうフラフラ。一本でも買えば試飲はタダにするよと言われたのですが、今回の旅行は機動性を重視して機内持ち込み可能な鞄のみで来ていたので、ちょっとボトルを持って買えるのは無理がある、と断念。試飲代一人3ユーロ払って出てきました。だいぶ気分が良くなったので、この後はホテルにまっすぐ帰ってしばし小休止。
夕方、「もう一度あの橋行きたいね。今度は夕焼け見たい!」ということになり、メトロに乗り再度橋へ。水面に映る夕日と、セピア色に染め上げられた町並みは,それは見事でした。
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夕飯は、ホテルでお勧めされた近所のレストランに。
ポルトガルには緑ワイン(Vinho Verde) というワインがあります。これは、発酵を途中で止めたワインのことで、アルコール分が少なく、甘みがあり、わずかに発泡しているというのが特徴。ポルトガルの人はビール代わりにこのワインをよく飲みます。おそらくアルコール度数が低いから長期間の輸送に向かないのが理由だと思うのですが、このワインはあまり国外には出ていないとのこと。なので、ワタシたちも、食前酒は毎回グラスでこれを飲みました。すっきりして、とてもおいしいです。
ちなみに、緑ワインは白が多いのですが、単に作り方の問題なので、赤の緑ワインもあるみたいです。私たちが飲んだのは白ばっかりでしたが。
鴨の炊き込みご飯(Arros de Pato)。久しぶりの肉です。おいしかった。
でも、やっぱタコだよね〜。塩加減が絶妙でした。
満腹でホテルに帰還。そういえばこのホテルの界隈、なぜか金物屋さんばかり 🙂