diary

2008 Europe Day3 : Lisbon

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ポルトガルは町中いたるところにパン屋さんがあり、大抵はカフェもついていてお茶ができます。ポルトガルのパンはアメリカや日本のパンとはちょっと風味が違い、すごく素朴な味わいと香りで、そして砂糖を多く入れるせいかどれも結構甘め。この日は、近所のパン屋さんで軽く朝ご飯からスタートしました。

この日はロカ岬(Cabo da Roca)を見に行こう! ということで、カイス・ド・ソドレ(Cais Do Sodre) 駅まで行き、国鉄(CP)に乗って一路シントラ(Sintra)という町へ。

10:20にシントラに着くと、駅の前には10:25発のロカ岬経由のバスが! 急いで飛び乗ってロカ岬へ。恐ろしく細くて険しい山道を信じられないスピードで飛ばすバスに揺られること40分、無事、ロカ岬のバス停に到着。バスを降ります。すると、駐車場の向こうになんか記念碑らしきもの、そしてその向こうに海が。あれが、例のヤツでしょうか…?

近づいてみると…

やっぱり、そうでした。ちゃんと、「ここに地終わり海始まる (Onde a terra acaba e o mar começa)」と書いてあります。記念碑の向こうは、一面に広がる大西洋。まさに地の果て。とうとう、この場所にくることができました。

ちなみに、この言葉、カモインスというポルトガルの有名な詩人の言葉だそうです。

記念碑と一緒にパチリ。風が恐ろしく強くて、立っているのがやっとでした。

しばらく眺めた後、バスに乗ってシントラの駅に戻りました。

シントラという町は、昔の王族の離宮などがある町で、その文化的な景観は世界遺産に登録されています。せっかくなのでそのへんも見に行こう、ってことで、違うバスに飛び乗りました。

10分ほどでシントラ宮殿に到着。この日は日曜日で、14:00までは見学が無料とのことなので、お昼を後回しにしてまず宮殿を見学。

調度品などもなかなかよろしかったのですが、一番よかったのは、見事なアズレージョ(Azulejo)の装飾。さすが王族の宮殿だけはあります。

ちなみに、アズレージョとは白地に青で装飾された焼き物のタイル、もしくはそれによる装飾のことを指し、ポルトガルでは、教会の壁、店の内装、看板、民家のデコレーションなど、至る所でこれをみることができます。ポルトガルのシンボル、みたいなものでしょうか。

宮殿を見た後、あたりの町をレストランを探してうろうろ。

ちょっと奥まったすいてそうなお店でお昼ご飯を食べました

暑かったのでビール(Cerveja)がうまい! ちなみに、ポルトガルでは、リスボンより南ではこの Sagres、北では Super Bock という国産ビールがポピュラーです。

バカリャウのコロッケ。ポルトガル人は、ヨーロッパの中で一番米を食べる国だそうです。すばらしい

帰りは駅まで下りだったので、バスを待たずにのんびり歩いて駅に向かいました。

シントラのバスの1日券をこの日は買ったのですが、もう使わないから誰かにあげちゃおうか、なんて話していたその矢先、向こうから「地球の歩き方」を見ながら歩いてくるご年配の夫婦を見つけたので、二人のバスの1日券を差し上げました。地球の歩き方ってなんかちょっと馬鹿にしてたけど、まさかこういう風に役に立つとは、とちょっと見直しました。ちなみに、このご夫婦がこの日初めて見かけた日本人でした。駅から電車に乗り、Lisbon へ戻りホテルへ帰り、ホテルで小休止。

夕方、「もいちど夕焼けが見たいね」ってことで、20:00ごろにリスボンの真ん中へんにあるサンジュアン(San Joan)のエレベータに向かいました。

日も暮れそうだというのにエレベータ乗り場には長蛇の列。業を煮やして歩いて上ったら案外あっという間でちょっと勝った気分。展望台からの眺めはとても素敵でした。

夕飯は、これまたホテルの人にお勧めされた バイロ・アルトにあるサクラメント(Sacramento)というレストランへ。

レストランを探そうとしたその瞬間、目の前に偶然そのレストランを見つけました。なんとラッキーな。レストランはエレベータのすぐそばにあります。

サーモンのカルパッチョ。んまい。本当はスズキのカルパッチョの予定だったんだけど、残念ながら品切れでした…。

魚介のリゾット。トマト味で、タコ、イカ、エビ、バカリャウなどが入ってました。んまー

満腹になり、ホテルに戻って倒れ込むように就寝。

Written by Kei

July 13th, 2008 at 12:13 am

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