君と夏が、鉄塔の上 (ディスカヴァー文庫) 賽助
Amazon Prime Readingで見つけて、面白そうだったので読んでみました。
帆月という中学生の女の子には、大きな鉄塔に上に座って、いつも同じ方向をずっと眺めている小さな男の子が見える。帆月は、帆月のことがちょっと気になっている、鉄塔好きの煮え切らない伊達くんっていう同級生の男子と一緒に、この男の子の謎に迫っていく…というお話。終わってみればファンタジーな話でした。
鉄塔を中心に話が展開されるのが新鮮だったのと、鉄塔の上の男の子が眺めて待っていた何か、のあたりが、ちょっと意表つく感じで面白かったです。でも、全体的にはなんか平坦な感じがしました。少しずつ読んでたので、ちょっと頭の中で話が分断され気味だったのが原因かもしれません。