プリンセス・トヨトミ (万城目 学 文春文庫)
鴨川ホルモーや鹿男あをによしの著者の本です。文庫になってたので買ってみました。
大雑把に言うと、大阪に隠された大きな謎に、会計検査院が迫る、っちゅー話なのです。その謎がスケールがアホらしいほどでかくて笑えるのですが、話としてはなんとなく破綻してる感じは無いので、呆れることなく最後まで楽しく読めます。分厚い本ですが、読み始めたらあっという間に読み終わりました。すばらしいエンターテイメント作品だと思います。個人的には、事後談がしつこいくらいきちんとされていて、気になることがすべてすっきりした感じがとてもよかったです。
文庫の帯に映画化、と書いてありました。話のスケールからしたら、うまく映像にできたらかなり面白いと思います。それから、綾瀬はるかの写真がありました。たぶん、検査院の女性の役をやるんだと思いますが、だとしたら、これはだいぶ自分のイメージから離れてるなぁ。