2009 Mexico Day3: ルチャドールの憂鬱
メキシコシティは海抜2200メートルの高地にある上、まわりを山で囲まれているために大気汚染がものすごい場所です。階段上るとすぐ息切れするし、どこにいても排ガスくさいし、窓の外を見やるとうすらぼんやりとスモッグが見えるし… どうやら、あまり長生きはできなそうなところです。
昨日の晩は散々テキーラ飲んだあげく踊りまくったため、朝早く起きれるはずもなく、お昼過ぎにようやく行動開始。まずは、Coyoacanというところに市場(mercado)があるのでそれにいってみようということに。
おー、あるある。日本の夜店の屋台みたいなのが所狭しと並んでます。
入り口付近んで妙なものを発見。ポルくんに聞くと「飴ですよ」とのこと。買って食べてみたけど、半分解けかかったようなねっとりとした砂糖のかたまりでしたw
市場ではいろんなものが売られています。一番多かったのは、指輪とか、ビーズ細工のネックレスやアクセサリーとかの装飾品。色合いがなんともメキシコな感じ。
かわいい指輪やビーズ細工をいくつか選んでお土産に買いました。値段は、10ペソから高くても50ペソくらい。ちなみに今、メキシコの通貨ペソはドルに対して大安(1ドル=14ペソくらい)なので、メキシコ旅行は今がチャンスです。
市場の外れに鶏のローストを売る店がありました。ポルくんが「これ、おいしいんだよなぁ食べたいなぁ、でも食べるとこないよなぁ」というので、そのへんで適当に場所見つけて座って食べればいいんじゃないかなと思って「買ってから考えれば?」と言ったら、次の瞬間ポルくんの手には、一羽丸ごとローストされた鶏の入った白い袋がありました。
鶏を食べる場所を探してしばらくうろうろしたのですが、思いのほか見当たらず、「ほら〜、やっぱないじゃないですか〜」と言われる始末。「じゃ、歩きながら食いますか」「え〜、それ不審者ですよ〜」「平気平気、ハンバーガー食べていると思えば大丈夫」というわけのわからないやりとりがあり、結局、路上で袋からおもむろに鶏の足やら胸やらを取り出して食べ始めました。タダでさえアジア人ってだけで注目を浴びているのに、その上本来テーブルの上で食べるような料理を道ばたでボリボリ食っているもんだから、そりゃもうすれ違う人みんなこっちを注目ですw お味は最高でした。ちなみに、一羽40ペソです。
市場を見たあとは、大きなショッピングセンター Plaza Universidadをひやかし、そのあとプロレス観戦をすべくArena Coliseoに向かいました。メキシコではプロレスはルチャリブレ(Lucha Libre)といいます。写真は、街角に貼られていた興行のポスターです。
案内された席はなんとリングサイド最前列でした。中はこじんまりとしていて、リングを囲んでまわりに観客席がそびえるように配置されています。3階席まであったかな。値段はリングサイドが確か120ペソくらい。ちなみに8歳以下の子供は入場料が1ペソだそうです。
試合の方は、コスチュームがハデだし、技もハデだし、なんかコメディチックな展開があったりして、なかなか面白い。ほとんどが2対2、もしくは3対3のタッグマッチでした。それから、メキシコのプロレスの特徴は、マスクをしたレスラー(ルチャドール)が多いこと。なんで? と聞くと、「素顔がばれると町でいろいろ言われるから」だそうです。レスラーはあまり社会的に地位が高くない職業なんだそうです。なるほど。
この日は全部で5試合あったのですが、3試合目でなんとマスクをしていない日本人らしきレスラーが登場。と同時にポルくんがとなりで「おくむらさーん! し、知り合いかw 彼の方もワタシたちに気がついたらしく、彼が場外に振り落とされたときにフラフラとよろめきながらやってきて、座っているめぐちんの上にどかっと倒れかかり小休止w そこへタッグを組んでいる仲間のメキシコ人レスラーが駆けつけ、彼を指差し「痛い痛い」と大はしゃぎ。なんというファンサービス 🙂
プロレスを堪能したあとは、昨日ボートに一緒に行った友人たちと合流し、アルゼンチン料理屋さんへ。
アルゼンチン料理っていまいちピンと来ない人も多いと思うけど、要するに肉料理w アルゼンチン料理のお店はメキシコに多いそうです。
肉と言ったら赤ワイン。アルゼンチン産でした。
おいしいご飯を食べて、いろいろと話をしてと、楽しい時間を過ごして帰宅。お疲れさまでした。