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Chez Panisse

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最近アメリカに移住してきた友達に、アメリカにも実はおいしいレストランがあるんだ、というのを教えるべく、久しぶりに Chez Panisse 行ってきました。(写真提供: hidekoji)

今日は魚料理がメインとのことなので、カリフォルニアの Chardonnay でお勧めのものをもらいました。

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出てきたのは、Dutton-Goldfield という Russian River の Chardonnay。こってりバター系ではなく、すっきりさわやか系の Chardonnay でした。香りもよくて、とても飲みやすいおいしいワインです。Chez Panisse がお勧めしてくるワインは、ハズレた試しがないんですよねぇ。

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前菜 :
Artichoke and frisée salad with turkey confit and braised pork belly

Chez Panisse はとにかく野菜がみずみずしくておいしいです。アーチチョークは味が濃厚で、ターキーと豚の塩加減も絶妙でした。 かかっているソースはたしかビネガー系で、軽くて野菜の味を引き立てる感じのものでした。

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スープ:
Wild mushroom soup with green garlic oil

見た目の色はあまり美しくはないのだけれども、マッシュルームとガーリック、そして絶妙な分量のクリーム、あっさりとしつこいのちょうど境界線上にいい感じでバランスが保たれていて、なんとも絶品でした。

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メイン :
Grilled fish and shellfish with paddlefish caviar butter; spinach, leeks, wilted escarole, and steamed new potatoes

メインは魚料理。肉料理は肉自体がおいしければ、ソースは多少適当でもおいしく感じてしまうのですが、魚料理はソースの味にごまかしがきかないので、ソースを楽しみたい派のワタシにとっては、今日は当たりの日でした。Sea Bass(スズキ) は塩加減が絶妙、Monk Fish(アンコウ)はさっぱりした感じでソースとの相性がステキ、ホタテはとろけるほど甘く、ロブスターも絶品、ソースはバターベースでキャビアが入っていて、しかもなんかほんのり酸っぱい(なぜ酸っぱかったのかは酔っ払っててわかりませんでした)、とてもおいしいソースでした。付け合せの野菜も相変わらずおいしくて、特にポテトは甘くてホクホクでした。どこで手に入れるんだろうこんなおいしいジャガイモ。

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デザート:
Meyer lemon éclairs with huckleberry coulis

レモンクリームのはさまったエクレア。ソースはハックルベリーのソース(紫色)と、キルシュとカラメルのソース (茶色)の2種類で、ハックルベリーソースの甘みと、キルシュのかすかに苦味と香りが絡み合って、絶妙な味わいでした。

いつもどおり、ハズレの皿まったく無しの、すばらしいディナーでした。友人夫妻も楽しんでくれていたようでなにより。おいしかった~、ごちそうさま~。

Written by Kei

February 1st, 2008 at 7:13 am

Posted in Gourmet

2 Responses to 'Chez Panisse'

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  1. 日本から来たばかりの人にアメリカの美味しいものを紹介するのは、我々在米邦人のとても大事な仕事の一つなのですが、じつはそれほど簡単というわけではないのですよね。美味しいものがないからではなく、彼らの受容レベルが偏っているからだったりするのですが :p
    食べたことのない美味しいもののすべてを、最初から美味しいと思える確率はそれほど高くないので、これはそうとう素晴らしいと思って食べさせても、まあまあだね、なんて言われることもあります。逆に、これを最高呼ばわりするなんておまえの舌も信用ならんと言われることもあるw
    ぼくは、アメリカに来て、味の地平がとんでもなく広がりましたけどね。世界の美味しいものを知らなさすぎた、というのが正直なところ。

    N

    3 Feb 08 at 8:39 pm

  2. 非常によくわかります。ココならおいしいだろう、と思って連れて行くと「普通だね」なんて言われてカックリきたりしますね。

    ちなみに、ワタシもアメリカに来て味の地平も広がりましたが、と同時に、おいしいの下限がかなり下がった気がしますよw ここでいきていくために体が順応したんでしょうかねぇ 🙂

    kei

    4 Feb 08 at 5:58 am

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