マエストロ (篠田節子 角川書店)
その美貌とパトロンのおかげで、かろうじて一流とよばれている女性ヴァイオリニストのお話。音楽そのものに対しての詳細な描写がよく書かれていて、クラシックがわからない人にも、とてもわかりやすく、しかも、それが話をいい感じに盛り上げているのに好感が持てました。割と面白い部類に入る本だと思います。
著者のあとがきに「人が殺されないサスペンスを書きたかった」というコメントがありました。確かに、サスペンスなのに人が殺されてません。なるほど、確かに。これは斬新かも 🙂
それにしても、本て、一度読み出すと、次から次へと止まらないですよね。ちなみに、ワタシが読むのは、大抵、文庫本です。値段が安いし、なにより、寝転がって読みやすいから 😀