adumpには気をつけて
なんでディレクトリに1500万ものファイルが入ってはったの? というご質問をいただいたので、覚え書きもかねて書いておきます。
原因を簡単にいうと、私がデフォルトの状態でインストールしたOracleデータベースをそのままほったらかしで運用してたのが問題でした。Oracleをつるしの状態で無造作に扱うことができる方はそうそういないと思われるので、実際にはあまり問題はならないかと思われます。
デフォルトの状態でOracleをインストールして走らせると、adminの下にあるadumpというディレクトリに、audit情報の詰まったファイルが生成されます。利用状況によっては、かなりの数のファイルが作られるようです。私の環境ではアクセスが少ない状態で1時間に300くらいできてましたので、これだけでも例えば1年ほったらかしにすると、300x24x365=1908000と、だいたい200万弱になります。
ぐぐってみたところこれらのファイルは基本的にはログなので、消してしまっても問題ないらしいとのこと。とりあえず1時間ごとにファイルを一掃するスクリプトを書いて対処しました。参考にした記事はこちら。
ついでなので書いておきますが、サーバのディスク容量を圧迫していた原因が実はもうひとつありました。それは、OracleのTEMP表領域が肥大して25GBくらいになってた、というものです。表領域は足りなくなると勝手に大きくなるんですよね。これについては、新しい小さめのTEMP表領域をもひとつつくって、それに切り替えてでかいほうを消す、という方法で対処しました。参考にした記事はこちら。
ニッチな内容ですが、誰かの助けになれば幸いです。