虐殺器官 (伊藤 計劃 ハヤカワ文庫JA)
前々から気になってた本。Kindleストアに並んでいるのを発見して購入。
舞台は今より少し未来。なぜか彼の訪れる国々では内戦や虐殺が巻き起こる、そんなジョン・ポールと呼ばれる謎の人物を、アメリカの情報部隊に所属する主人公が追いかける話。久しぶりにどっしり重厚な本を読みました。後頭部が割れて脳がはみ出している少女と腸が飛びでた少年が何度も出てきてちょっとしつこいけど、よく練られた緻密な舞台設定と、予想のつかない話の展開がとても面白かったです。でもこれ、読む人を結構選びそうだな。亡国のイージスとか、そのへんのミリタリー系のものが好きな人は好きかも。
毎日少しずつ読んでたら読み終わるまで途方もなく時間かかって、最初の方忘れそうになった。まとめてガガッと読むのがおすすめです。