diary

流浪の月 (創元文芸文庫) 凪良 ゆう

without comments

面白そうな小説でもないかと、過去の本屋大賞を見てて見つけた本。2020年本屋大賞受賞作。

幼女誘拐事件の加害者はどうしようもなくて、被害者はかわいそう、という世の中一般の理解に押し流される二人の話。どういう展開になっていくのか想像がつかず、最後まで面白く読めました。世の中ひっくり返してくれるのかな、という期待が若干ありましたが、まぁ、最後はそんなところが落とし所かな、という感じではありましたが。

登場人物の思考がなんというか自分とは違う感じで違和感はあったのですが、でもその心理描写はよく描かれていて、面白かったです。

まぁでも、なんだろうなぁ、世間的に明るみに出たらまあこうなるだろうよとは普通に考えたらわかりそうなもんで、もうちょっとやりようがあったんじゃないかなぁとは思いました。あ、でも、それじゃあそもそも違う話になっちゃうか。

Written by Kei

June 4th, 2022 at 10:59 pm

Posted in Book

Leave a Reply