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six hundredと呼ばれる麺処

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日本から8000キロほど離れた土地にsix hundredと呼ばれる麺処があるらしい。とにかくひどいという噂しか聞いたことないので絶対食うもんかと思ってましたが、一度も食べずして文句をいうのもフェアじゃないと思い、勇気を出して食べてみました。

まず驚いたのはこの器。ガラス製で中が透けて見えます。こんなのラーメンじゃない。

そして、凄まじいのはその調理過程。まず、空の容器に既に茹でられた麺を入れます。ちょ、伸びちゃうよ?! そして、その上におもむろに具を乗せていきます。タケノコ、チャーシュー、ワンタン、ネギ、人参、チンゲン菜、パクチー… そして、その上におもむろにキッコーマン醤油をぶっかけ、そしてスープを投入。これで完成です。このとき私の中にあるラーメンという既成概念は、根本から打ち砕かれました

ま、でも、食べてみないことにはね。というわけで実食。

麺のコシは完全に失われていて、スープには味がありません。醤油の風味はかすかにするけど、となると、あのスープっぽいのはいったい何なのだろうか。お湯か? チャーシューはただただ甘くて、チャーシューまんの具のような味がします。

ラーメンがどう間違ったらこういうふうに伝わってしまうのかと首をかしげながらパクチーを口にしたときに、ふと、「これはひょっとしたらラーメンというよりPhoに近い食い物なんじゃないか?」と私の舌が感じました。そうだ、既成概念にとらわれてはいけない。Phoに近い、ということは、Srirachaソースをぶち込んだらそこそこ食えるんじゃないか、と思って、わざわざ探してきてぶち込んで食べてみたのですが、そこらへんで食べるPhoの方が100倍マシでした。ラーメンとしてはおろか、一料理としても相当に残念な味です。

とにかく、食べた今だから胸を張って言えます。もうオレは二度とあれを食うまい、と。もし、興味がある方いたら連絡ください。この麺処、ご案内して差し上げます 🙂

Written by Kei

January 21st, 2011 at 12:57 am

Posted in Gourmet

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3 Responses to 'six hundredと呼ばれる麺処'

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  1. 伝説の two hundred の山菜そばが蘇る。
    あれはワカメっていう日本では見かけない山菜が入ってましたがね。

    そか、10年住んで通ってても体は慣れないのか。

    しげお

    21 Jan 11 at 5:08 pm

  2. 伝説のtwo hundredな〜。あそこの丼も凄かったな〜。そんなtwo hundredも今はMexican foodになっちまいましたよ。

    kei

    21 Jan 11 at 7:41 pm

  3. 相変わらず向上していないんですねー、ラーメン。
    せめて「ラーメン」とうたわなければ許せるんだけど。

    ぴろりん

    25 Jan 11 at 2:23 pm

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