diary

サウスバウンド (奥田 英朗 角川文庫)

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紀伊国屋サンノゼ店で、文庫売り上げベスト10に入ってたので、のんびり Thanksgiving に読もうと思って上下巻買ったものの、夢中になって1日で全部読んじゃいました。この作品、最近、映画になったみたいですね。映画のほうは、評判どうなんでしょう? >日本の方

小学六年生の長男の二郎の視点から描かれた、両親が元過激派の家族の話。最近読んだ面白い本はみな、面白いのだけど眉をしかめて読むような本が多かったのですが、この本は、終始笑いながら読みました。そういや、これくらいの歳の頃、こんなこと考えてたなぁ、なんて思うくらい主人公の気持ちがうまく描かれていて、作者の人、実は小学六年生なんじゃないか? って思いました。特に、男のヒトには、懐かしさというか、共感できる部分が多いんじゃないかと思います。自分も、こんな破天荒な父親(と母親)がいたら、きっとまったくおんなじ風に思うんだろうなぁ、ってものすごく感情移入しました。

前半の舞台が東京の中野で、個人的にこのあたりは昔住んでたこともあって、かなりリアルにその情景を思い浮かべることができて、読んでて懐かしかったです。中野ブロードウェイ、久しぶりに行ってみたいなぁって思いました。

彼の両親の姿はワタシの目から見てもカッコいいと思うけど、思想的にはどうよ?って思う部分がありますが、それはさておき、テンポがよくて、「どうなるの? 次はどうなるの?」 って、読むのが止まらなくなる、そんな楽しい本であることには間違いありません。オススメです。

Written by Kei

November 25th, 2007 at 1:09 am

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2 Responses to 'サウスバウンド (奥田 英朗 角川文庫)'

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  1. 中野ブロードウェイ、、、
    懐かしすぎ、、、

    中野サンモール商店会のドン、Mさん、元気かな、、、
    博士課程入学試験に受かったら(何年前だ?)
    〇×△に連れてってくれるって言ってたけど
    まだ連れてってもらってないなあ、、、
    (あきらめろ!)

    というか、大学時代に、栗▲★と三人で■▽☆パブで
    ドンちゃん騒ぎしたのを思い出した、、、

    若気の至りなので(笑)いろいろ伏字にしてみました。

    たいちょう

    27 Nov 07 at 9:51 pm

  2. 懐かしいよね~、ブロードウェイ。あのごちゃごちゃな感じが好きでした。裏にある C-C- によくいったよねー。もう、無いんだよねあそこ?

    サンプラザの向いの牛丼屋とか、ラケルのオムライスとか、あおばのラーメンとか、思い出せばいくらでも出てくる。そういや、☆★パブも行ったねぇ。懐かしい。

    kei

    28 Nov 07 at 7:32 am

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