お酒

アメリカでは、21歳になるまでお酒が飲めません。この規則は日本に比べてかなり徹底されています。

まず、自販機でお酒は売ってません。また、スーパーなどでお酒を買うとき、またはレストランなどでお酒を飲むときに、店員から見て見た目が若いと思われれば必ずID(誕生日の入った身分証明書)の提示を要求されます。一般的には、店員は見た目が35歳より若く見えたら必ずIDを求めるようにどの店でも教育されています。日本人は年齢よりも若く見られがちなので、自分では十分お酒の飲める歳だと思っていてもIDを要求されてびっくりすることがあります。IDはパスポートでももちろんかまわないのですが、一般的にIDとして用いられるのは運転免許証です。もしお酒が好きなら、早めに運転免許を取得した方が便利です。

アメリカでは、飲酒運転(DUI: Driving Under the Influences)で捕まるとかなり面倒です。まず、確実に一晩は牢屋(Jail)で過ごすことになります。それから、裁判があり、奉仕活動があり、手続きがあり、車の保険料があがり、と、お金も手間も時間も恐ろしくかかります。飲んだら運転は可能な限り控えた方がいいと思います。飲酒運転の基準値は血中アルコール濃度が0.08%以上です(ちなみ日本は0.03%以上が酒気帯び運転)。ちなみに、車内に開いたお酒のボトルを入れておくのもカリフォルニア州をはじめ多くの州で違法です。なるべくお酒はトランクに入れましょう。

また、アメリカでは、公共の場所でお酒を飲むことは禁止されています。なので、花見は基本的にアメリカではありません。公共の場所でお酒が飲めるところ(キャンプサイトや公園など)には、看板などにその旨が書いてあります。野球場やレストランのオープンテラスなど、その場所でお酒が販売されているところでは飲むことができます。

その他、州ごとに様々なお酒に関する法律があります。例えば、カリフォルニア州では午前2時以降のお酒の販売が禁止されています。スーパーも、酒屋も、バーも、2時を過ぎるとまったくお酒を出さなくなります。

ちなみに、お酒をはじめ、ギャンブル、喫煙などのもろもろの制限が無くなる21歳の誕生日は、大きな節目としてみんなで盛大にお祝いをします。

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