医療保険を選ぶ

日本と違い、アメリカでは医療保険の加入は任意です。ただ、アメリカの医療費は他の国と比べてかなり高いので、余裕があるならば、医療保険に加入することをお勧めします。ちなみに、アメリカの個人破産の一番の理由は、事業失敗でも投資失敗でもなく、医療費が払えない、というものです。

学校や会社に通っているのであれば、普通は、学校や会社が医療保険のプランをサポートしていて、直接保険会社と契約するよりも、安くていい内容で契約することができます。

保険のプランは、色んな保険会社が色んなプランを提供しているので、それこそ星の数ほど存在するのですが、大きく分類すると、HMO、PPO、POS の3種類のどれかに、だいたいは当てはまります。

  • HMO : Health Maintenance Organization の略。会社なり学校なりが提携している医療機関利用するときに、割引が受けられる、というもの。
  • PPO : Preferred Provider Organization の略。HMO と似たような仕組みだけれども、提携していない医療機関でも、提携機関ほどではないにせよ、多少の割引が受けられるというもの。当然、HMO より保険料は高め。
  • POS : Point of Service の略。主治医 (Primary Physician) を一人選び、その主治医でしか割引が受けられない、というもの。主治医の紹介があれば、紹介先でも割引が受けられるが、とにかく、最初はその主治医に行く必要がある。

保険料は、大抵の場合、PPO > HMO > POS です。他にも、Kaiser などの大型系列病院が提供する、その病院でのみ割引が受けられる、というようなプランもあります。英語に慣れてないうちは、英語で書かれた医療プランを比較検討するのは大変な作業ですが、自分の健康に関わることなので、がんばって自分に一番あったプランを探すことが大切です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です