電話料金

アメリカの電話料金の体系は、日本とは少々異なります。

まず、一番の大きな違いは、発信側も受信側も、基本的に通話料がかかるということです。日本では通常、受信した側には通話料は発生しないので、なるべく自分からかけないで電話料金を節約することができますが、アメリカではその手段は使えません。

唯一、通話料がかからないのは、無料ダイヤル (Toll-free number) にかけるときです。これは、日本でいうところの、0120 で始まる番号に相当するものです。無料ダイヤルかどうかは、アメリカでも電話番号を見ることで大体見当がつきます。大抵は、1-800 もしくは、1-888 で始まる番号です。それ以外でも、Toll-free と書いてあれば、その番号は無料でかけられます。

通話料の課金方法は大きく分けて、従量制と定額制の2種類があります。従量制は、1分あたりいくら、という、通話時間に単価料金を掛けて電話料金を算出する方法です。携帯電話の料金体系は、基本的には全て従量制です。定額制 (Flat rate) は、固定電話でよく用いられるもので、同じ市外局番内の番号になら、いくらかけても一定料金、というものです。私の住んでいるところの電話会社では、月20ドル弱くらいだったと思います。もちろん、固定電話で従量制のプランを選択することもできます。

固定電話の場合、長距離通話 (Long distance call) に使う電話会社を、別途選択することができます。選択しないと、通常は、同じ電話会社の長距離通話プランが使用されます。特に、日本に電話を頻繁にかけるときには、日本向けの長距離電話の安いプランを持っている長距離電話会社を利用したほうがほぼ間違いなく安いので、長距離通話に使う会社は、安いところを見つけて変更することをお勧めします。長距離通話に使用する会社を登録するには、まず、長距離通話会社と契約し、それから、その会社を使うという旨を、地元の電話会社に伝えればオーケーです。

電話料金、というトピックからは少々外れてしまいますが、大切なことなのでついでに書いておきます。アメリカで非常時にかける番号は 911 です。警察、救急、両方とも 911 です。

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