クレジットヒストリーとは?

アメリカでは、一人一人のお金に関する信用情報が、クレジットヒストリーという名前で一元管理されています。クレジットヒストリーは、基本的に SSN と紐づいていて、これまでどこでどれだけお金を借りたとか、ちゃんと期日までにそれを返したとか、そのようなことが記録されています。日本でも、サラ金会社どうしでこういったネットワークがあったりしますが、アメリカのそれはもっと大規模で、それこそ全ての金融機関などが、この情報を参照します。

その情報を元に算出される数字が、クレジットスコアです。クレジットスコアは、どれだけその人に信用があるか、というのを数字にしたものです。大きければ大きいほど、その人は信用がある、とされます。この数字は、お金にまつわるいろいろな場面で影響してきます。たとえば、クレジットカードやローンの申し込みや、家を借りようとするときなどは、その人のクレジットスコアがある程度の基準を満たしているかどうか、というのが判断基準の一つになります。

アメリカに着いて間もない人は、当然のことながら、クレジットヒストリーが白紙同然です。なので、クレジットカードの申し込みなどは、却下されることが多いと思います。まずは、クレジットヒストリーが低くても作れる限度額の低いクレジットカードを作りましょう。クレジットスコアは、クレジットカードやローンなどを、毎回、遅れることなくきちんと払うことで上がっていきます。クレジットカードが作れたら、毎月、ある程度使って、ちゃんと期限までに払って、クレジットスコアを上げていきます。しばらくすると(6ヶ月から1年くらい)、クレジットスコアが一定のラインに達し、すると、あらゆるクレジットカード会社から、逆に手のひら返したようにあちこちから勧誘がくるようになります。

クレジットヒストリーは、本人ならば誰でも確認することができます。昔はクレジットヒストリーを見るのは有料だったのですが、今は、最近できた法律のおかげで、年に何回かまでは、無料で確認することができます。国が定めた3つの業者、Equifax, Experian, TransUnion が、そのサービスを請け負っています。定期的にきちんとクレジットヒストリーを確認して、間違いなどがあったらきっちり訂正することも、クレジットスコアを守る上で非常に大切です。

[参考リンク]

[5/13/2007 追記」]

車のローンを組んで、それを返し続けると、あっという間にクレジットヒストリーが溜まる、とのことです。車のローンそのものを組むこと自体は、それほどクレジットヒストリーがなくても可能だそうです。 大抵の方は、どちらにせよ車を買う必要があると思われるので、この方法を使えば、クレジットヒストリーも溜まるし、一石二鳥ですね。

クレジットヒストリーとは?」への4件のフィードバック

  1. たいちょう

    実はすぐに作れるデビットカードの支払いで銀行内で履歴ができて
    一年後ぐらいにクレジットカードを作ることができます。
    もちろん、その銀行のクレジットカードです。

    それを使ってクレジットヒストリーを作れば
    半年後はどこのクレジットカードでも作れると思います。

    そんなの待ってられるか!という人は
    セキュアード・クレジット・カードを銀行で作る
    という手もあります。
    1000ドルくらい預けておいて使うカードです。

    これもクレジットヒストリーになるので
    半年後にはちゃんとしたクレジットカードが手に入ります。

    たいちょうは前者の方法で手に入れました。
    クレジットカードなんて必要ないと思っていましたが
    奥様の
    ”NYでさくすふぃふ酢アベニューのカードを持ちたい!”
    という野望のためにがんばりました(笑)

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  2. kei

    なるほど。セキュアカードでもクレジットヒストリにつくのね。いい情報をありがとう!

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  3. Jun Seita

    ユーティリテーをきちんと払っていれば、クレジットヒストリーは作成されます。アパートメントコンプレックスなどで、業者が間に入っている場合は、この作戦はうまく行かないこともあるようです。

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  4. kei 投稿作成者

    情報、ありがとうございます。
    アパートなどで、ユーティリティが家賃込みとかだと、その作戦はうまくいかなそうですね。

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