アメリカでは、ほとんどの小売店やレストランなどでクレジットカードを使うことができるので、持っていると何かと便利です。スターバックスでコーヒーを買うのにも、マクドナルドでハンバーガーを買うにも、公共料金払うにも、デパートで買い物するにも、ガソリン入れるにも、果ては、車を買うにもクレジットカードが使えます。(さすがに家を買った、という話は聞いたこと無いのですが、そんな人がいても不思議じゃない気もします) 普段は財布を持たず、クレジットカードだけもって生活している人も結構います。

クレジットカードは、お金を払うのに使うのはもちろん、自分がその品物を本当に買った本人だというのを証明するのにも使ったりします。例えば、空港のカウンターで、オンラインで購入した飛行機のチケットを受け取るときに、そのチケットを買うのに使ったクレジットカードを通すことで、自分が買った本人だということを証明したりします。

アメリカでクレジットカードを作るには、SSNはもちろんのこと、ある程度のクレジットヒストリーが必要になります。クレジットヒストリーが無くても作れるクレジットカードには、以下のものがあります。

• セキュアード・クレジットカード : 主に銀行が提供しているカードです。あらかじめお金を入れておいて、カードを使った時点で、使った分が残高から引かれる、という仕組みのクレジットカードです。銀行に未払いのリスクが無いので、クレジットヒストリーが無くても作れます。
• 日本の職歴を参考にしてくれるクレジットカード : 日本の航空会社の JAL と ANA が、それぞれ、日本にいた頃の職歴を信用して、クレジットカードを発行してくれるそうです。申し込むときに、日本での職歴と、アメリカの会社に勤めているという雇用証明が必要だそうです。

もちろん、日本で作ったクレジットカードも使うことができるのですが、クレジットカードを通す機械によってうまく動かないことがあったり、ドル円の為替手数料がかかったり、と、面倒なことも多いので、ドル建てのクレジットカードを一つ、作ることをお勧めします。

クレジットヒストリーとは? のところでも書いたのですが、クレジットカードを使って、ちゃんと期限までに返済する、というサイクルを繰り返していると、だんだんとクレジットヒストリーが溜まってきます。すると、急に、今までは「クレジットヒストリーが無いからキミは作れないよ」なんてつれない返事をしてきたクレジットカード会社から、手のひら返したように勧誘が来るようになります。そうなればこっちのもんです。飛行機のマイルが溜まるカード、キャッシュバックのあるカード、ガソリンが割引になるカード、探せば探すほど、いろいろな種類のクレジットカードが見つかります。自分にとって条件のいいクレジットカードを選んで、さっさと乗り換えましょう。