diary

2008 Europe Day4 : Lisbon – Porto

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ちょいと郵便局に用があって、朝、郵便局へ。

ちなみに、郵便局は、Correios と書きます。スペイン語読みだと巻き舌で「コレイオス」なのですが、ホテルのベルボーイのお兄さんに教わったところによると、ポルトガル語はこの巻き舌の部分が、タンを出すときにのどを「カッ」と鳴らすような音になるそうで、カタカナで書くと一番近い表記は「コハイオス」になります。アラビア語にも同様の発音があるので、きっと、いにしえのイスラム統治の名残なのかもしれないなぁ、などと思いを馳せてみたり。

郵便局の中にもカフェがあったので、朝食はここでとってみました。コーヒーもクロワッサンも、期待した以上においしくてびっくり。席はキレイだし、静かだし。ごみごみしているカフェに飽きたら、郵便局、おすすめです 🙂

もうリスボンは十分見ただろう、ということで、この日はポルトガル第二の都市ポルト(Porto)へ。前の晩にインターネットでホテルの予約を手配済み。さて、どんな町なのか楽しみです。まず、リスボンで一番大きな駅、サンタアポローニャ(Santa Apolonia)へ移動。

駅の窓口でポルト行きの Alfa Pendular (通称AP) という特急のチケットを購入。満席ということもなく、すんなり次の出発のやつが買えました。ポルトまで一人約40ユーロ。

これが AP。ポルトガルで一番速い列車だそうです。ちなみに、 IC と言う、もちょっとお安い急行でもポルトにいけますが、それだと30分ほど余計に時間がかかります。

窓の外をぼんやり眺めながら電車に揺られること2時間半、無事、夕方にポルトに到着。

ポルトの町は、リスボンよりも歴史を感じさせる古い町並みがまず印象的でした。ここと比べると、リスボンはやはり首都だけあって、建物も新しかったしあか抜けてたなと感じます。

そして、ここもやはり、坂、坂、坂。ここでもケーブルカーがあちこちに走ってます。

リスボンの町はどこもかしこも観光地っぽくて隙がない感じなのですが、ポルトの町は、一本裏路地に入ると、子供たちが石畳の上で遊び、大人たちがさびれたカフェでクダを巻き、猫があくびをする、その土地の人の生活をとても身近に感じることができる町でした。ワタシはこの雰囲気、すごく好きです。

無事にホテルにチェックイン。さて、とりあえずまだ明るいので、町を一望できるという坂の上にある教会の塔へいきました。

塔にはもちろんエレベータなんてしゃれたものはありません。あぁ、そいやセビリアでもこんな罰ゲームみたいな塔あったっけなぁ、なんて思い出しつつ、汗だらだら流しながら上りました。がんばった甲斐あって、てっぺんからの眺めは絶景でした。

夕飯どうしようねえ、と町をうろうろしてたら、ふとあるレストランが目に入り、表に出ているメニューを見てたらまあ割とよさそう、というわけでここに決めました。

Encondidinho、っていうのは、店のひと曰く「隠れる」とかいう意味らしいです。隠れ家的なニュアンスを出したかったんでしょうかね。

ここでは、ポルト名物の内臓料理、Tripas a Moda do Porto を食べてみました。なんでも昔、ポルトでは戦争かなんかのときに家畜を解体して肉を提供し、現地の人は残りの内臓をいろいろと調理して食べたところから、内臓料理が名物になったんだそうです。白豆と一緒に豚の耳、胃袋、牛の足の腱なんかが入っているとのことでした。味付けはカレー風味、見た目ちょっとグロいけど、結構いけましたよ。

店の人に「これ、他の国から来た人食べれるの?」って聞いたら、「アジア人は割と抵抗無く食べる、フランス人もたまにトライする、ドイツ人は絶対食わない」と言ってました。なるほど、なんとなく納得 🙂

Written by Kei

July 14th, 2008 at 12:23 am

Posted in Travel

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