アメリカで生活するなら、アメリカの銀行の銀行口座(Bank Account) は必要不可欠です。銀行口座は、SSN があればすぐに開設できますので、SSN が取得できたら、なるべく早く作りたいところです。銀行口座のタイプは、大きく分けて3種類あります。
- 当座預金 (Checking Account)
- 普通預金 (Savings Account)
- 定期預金 (Certificate Deposit – 略してCD)
アメリカでは、お金の受け渡しにチェック(Check、小切手のこと)を頻繁に使います。電気代、水道代、クレジットカードの支払い、などの支払い関係はもちろんのこと、個人間でのお金の引渡しにも、よく Check を使います。チェックの利用は基本的に Checking Account で行います。Savings Account は、Checking Account よりも大抵利回りがいいのですが、お金の出し入れの回数などに制限があります。CDは、一定期間お金が出し入れできないかわりに、かなり高い利息がつく口座です。
なにはともあれ、まず必要なのは Checking Account です。開設に必要なものは、銀行にもよりますが、大抵は以下のとおりです。
- SSN
- ID (運転免許証、もしくはパスポート)
- 住所が証明できるもの (公共料金の請求書など)
- 最初に預けるお金
銀行の窓口で「Checking Account を開きたい」といけば、簡単に作ってくれます。口座が開設されると、チェックブック(Check Book、小切手帳のこと) とデビットカード(Debit Card)がもらえます(もしくは、後日郵送)。それから、アメリカの銀行には、預金通帳というものが存在しません。毎月送られてくるその月の明細で、状況を把握します。
シリコンバレーで店舗数の多い銀行は以下のとおりです。
- Washington Mutual (Google検索)
- Wells Fargo (Google検索)
- Bank Of America (Google検索)
- Union Bank Of California (Google検索)
- Citibank (Google検索)
自分が口座を持っている銀行以外の銀行や ATM でお金を下ろそうとすると、日本と同様、手数料がかかります。店舗数が多い銀行というのは、手数料を節約できるケースが多い、という利点があります。また、同じ Checking Account でも、銀行によって、手数料、利率、受けられるサービス、などがだいぶ違います。いろいろと調べてみて、自分に一番条件があう銀行を見つけて、口座を開きましょう。
実際の店舗を持たず、インターネット上で主に銀行業務を行っている銀行もあります。
NetBank (Google検索)ING Directが買収- E*Trade Bank (Google検索)
- ING Direct (Google検索)
これらの銀行は、実際に店舗を持つコストがないぶん、普通の銀行に比べて利率が高いところが魅力です。欠点としては、連絡手段がEメールや電話しかないので、いざというときに直接人と会って話ができないことです。
[参考リンク]
ビザの種類によっては、SSNを手に入れる前に口座開設可能な銀行もあります。
(その場合、SSNは手に入った時点で、後日銀行に届け出ればOKです。)