車の保険

アメリカでは日本と同様、車の保険(Car Insurance)に加入することが義務付けられています。新車でも中古車でも、車を買う前に、あらかじめ、保険会社と話をして、こんな車をいついつ買おうと思っている、と話をしておくと話がスムーズです。買う日と車の詳細がわかっていれば、その日から保険を掛けておくことも可能です。


アメリカで大手の保険会社はざっと以下の通りです。

他にも、たくさんの保険会社があります。どの会社も、Webサイトなどで簡単に見積もり(Quote)が取れます。値段や条件などをいろいろと見比べて、自分に一番あったものを選びましょう。日本語で話ができる保険会社/保険エージェントも数多くいます。もし、言葉が心配ならば、最初のうちはそのあたりも考慮しつつ選ぶといいかと思います。

保険の値段は、車種(Model)、年式(Year)、ABS(アンチブレーキロックシステム)の有無、盗難防止用アラーム(Alarm)の有無、エアバッグ(Air-bag)の有無、毎日走る距離、ドアの枚数、年齢、家族の有無、事故のときの代車の有無、などで変わってきます。保険料が下がるポイントは、盗難にあいにくいこと、事故が起こりにくいこと(=安全性の高いこと)、壊れたときの復旧費用が安いこと、です。毎日走る距離が少なければ、事故にあう確率も低いので保険料は下がります。スピードを出して走りたくなる気にさせる車は保険料が高く、そういう車は大抵2ドアなので、2ドアより4ドアのほうが保険料が安くなります。年齢や家族の有無も同じような理由で、若くて独身の人は飛ばしたがる傾向があるから、保険料が高めです。赤い車は飛ばす気になりやすいから高い、なんていう話も聞きますが、私が聞いたところ、それはあまり重視はされないようです。

それから、保険の値段は、免責金額(Deductible)の額によって変わってきます。これは、この額までは自分で出しますよ~、という額です。たとえば、免責額が500ドル、ということは、

  • 1回の事故にかかったお金が500ドル以下なら、自分が全部払う。
  • 1回の事故にかかったお金が500ドル以上なら、500ドルは自分が払う、あとは保険会社が払う。

ということです。事故のときに自分のほうに過失がない場合は、当然相手の保険から全部払われるので、この免責で払ったお金も返ってきます。もちろん、免責額が大きいほど、保険料は下がります。

事故などで車をなおす時、保険を使うと、次の年の保険料があがります。もし、上記のケースで、なおすために 600 ドルかかりそうなときは、保険を使わず自分で 600ドル払って、保険料を上げないほうが結果的に安くなるケースもあります。もちろん、なおすのに 5000ドルかかるといわれたら、保険を使ったほうが得です。そのあたりも考慮に入れて、免責金額を決めるといいと思います。

カリフォルニア州では(おそらくどの州でも)毎年、DMV で車の登録を更新しないといけないのですが、その更新の際に、その車が保険に入っていることが証明できないと、更新することができません。通常は、保険証書のコピーを更新料とともに送ります。更新が無事に受け付けられると、来年のいつまで有効、というステッカーが送られてくるので、それをナンバープレートに貼ります。

[参考リンク]

車の保険」への2件のフィードバック

  1. アメリカ短期生活者

    アメリカ生活(シリコンバレー生活)をする上で、有益な情報を沢山載せていらっしゃいますね。
    ところで、アメリカの大手保険会社の二番目ですが、Stete Farm ではなく、 State Farm ですよね。

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  2. kei 投稿作成者

    た、たしかに、Stete なってますね。直しておきました。
    連絡、どうも、ありがとうございます。

    返信

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